2022.05.18 08:27まるき葡萄酒 ラフィーユ ヤマ・ソービニオン 2019年ヤマソーヴィニオンは山梨大学の山川祥秀氏が1990年に作り出した品種で、山梨県内自生の山ブドウ × カベルネ・ソーヴィニョンの交配品種。上質なカシスの香りにわずかな黒糖の香りが感じます。口に含むと、たっぷりの果実味が豊かに広がり甘味すら感じます。約2年間の樽熟成により、山ブドウ由来の鋭角的な酸味が落ち着き、滑らかな口当たりとキメ細やかなタ...
2022.05.11 06:01盛田甲州ワイナリー グラン・シャンモリ 樽醗酵ロゼ マスカット・ベーリーA控えめなチェリーやイチゴの香り。柔らかいけど、ボリュームのある酸の後に、わずかなタンニンを伴っての果実味はとてもふくよかに広がり、心地よい苦みを感じながらフィニッシュを迎えます。濃いザクロ色の通り、赤に近いしっかりとした飲みごたえの辛口のロゼ。
2022.04.14 02:39ドメーヌ・コーセイ 片丘メルロー アンフィルタード ファイヴ・ローゼズ 2020ブルーベリーやカシスなどの黒系果実の香りが立ち上り、樽由来のスモーキーさに湿った土のニュアンスが複雑さを加えます。味わいは、アタックで柔らかい酸味を感じ、中盤から後半にかけて自然な甘さと緻密な果実味、やわらかくなめらかなタンニンがバランスよく持続する、厚みのあるエレガントで洗練された味わいです。この丁寧に育てられた上質なメルローは開けるに...
2022.04.06 07:00ドメーヌ・コウセイ メルロ ロゼ アン・フィルター 2021片丘メルロなどを濃く醸すために発行直後に抜いた果汁は元々素性の良いぶどうの果汁ですから、それをそのままワインにすると、とても美味しいロゼになります。ラズベリーやサクランボを思わせる香りがとても豊か。口に入れると爽やかな酸に充実した果実味と自然な甘みが上手く調和して口いっぱいに広がり、徐々に柔らかく心地良い余韻へと変化が楽しめるワインです。
2022.03.21 01:25岩崎醸造 ホンジョー マスカット・ベーリーA 勝沼 樽熟成全体的に落ち着いた印象。赤い果実とキャンディー香に加え熟成を感じさせる香り。口に含むと密度の濃い果実味、まろやかで全体を包み込む様な酸と柔らかなタンニンが感じられます。後味に独特の樽由来の深みを感じつつ余韻を楽しめます。高い熟度を備えつつも、強すぎることのない秀逸な酒質を備えています。
2022.03.14 05:55ルイ・ジャド ロゼ・ド・マルサネ ドメーヌ・クレール・ダユ 2018ルイ・ジャドが手に入れたものの、敬意を払ってクレール・ダユの名前を残した ピノ100%のロゼです。薄い色調、香りも控えめでラズベリーやチェリーが優しく感じます。口に含むとの香りと裏腹に溢れるような果実味がいっぱいに広がります。この甘みを伴なった果実味を酸が両側から支え、味わいに立体感を持たせています。終始円やかで無駄がなく洗練され、気品も...
2022.03.07 02:14ルミエール スパークリング ブラン・ド・ノワール 2017赤ワイン用のブドウ(黒ブドウ)で造った白ワインを意味する「ブラン・ド・ノワール」。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフランを主体に瓶内二次発酵されたスパークリングワインです。濃い黄金色。細やかでクリーミーな泡は長期の熟成により落ち着いています。熟したリンゴ、しばらくすると甘い香りとトーストのような香ばしい香りも立ち昇り、味わいは...
2022.02.28 05:34ヴィラデストワイナリー タザワ メルロー 2019東京国税局の「GI酒類セミナー」にオンラインで参加しました。GI長野について、長野のワイン×長野の食材でのお話を伺いました。ワインはエッセイストで画家の玉村豊男氏が、長野県で経営するワイナリーのメルローです。有機合成農薬や化学肥料、除草剤を使用せずに栽培したメルロで仕立てる上級キュヴェ。優しい口当たりとふくよかな味わいが特徴。滋味深い果実...
2022.02.10 07:58ドメーヌJ.A.フェレ プイイ・フュイッセ クロ・デ・プルージュ 2017黄色い果実や白桃に加え、樽由来のバニラを感じさせる甘く豊かな香り、香りだけで上質なワインが感じられます。口に含むと、熟度の高い果実ならではのリッチな味わいに、土壌由来のミネラル感も感じます。たっぷりの樽のニュアンスがあるものの、それに負けない厚みのある酸と重厚な果実味が中心に広がります。
2022.01.29 01:01ルイ・ジャド サン・タムール セリエ・デ・クロ 2019バレンタインにピッタリな『聖なる愛』というロマンティックな名のワインです。控えめな赤い花やフレッシュなイチゴの香り、口当たりはなめらかで、ボージョレにしてはしっかりとした酸が骨格を作り、その酸の向こうの果実味とソフトで柔らかなボディーに癒されます。
2022.01.20 07:46フジクレール カベルネ・ソーヴィニヨン 2019黒スグリやブラックベリーに続いて甘いバニラの優雅で上品な香り、口当たりはなめらかで、力強さや凝縮感こそ多少弱く感じるものの、質の良いタンニンと穏やかながらしっかりとある酸や完熟からくる甘やかさなど全体の調和が非常に良いです。評価されることの少ない日本のカベルネ・ソーヴィニヨンですが、これは繊細かつ上品でお勧めのワインです。
2022.01.14 04:16丸藤葡萄酒工業 エチュード ルバイヤート 2018グレープフルーツなどの柑橘を主体に青リンゴ、僅かにブリオッシュが香ります。 瓶をよく見ると底に酒石酸が固まっていてそこから若干大きめの泡が出続けていました。口に含むと柔らかな泡の刺激の中にしっかりとした酸が、フレッシュなリンゴの皮のような苦みを伴なって、ボリュームを感じながらも重すぎず繊細な味わいのスパークリングワインです。