2021.09.09 04:49シャトー・メルシャン 城の平 2016年『城の平ヴィンヤード』は勝沼町内の自社管理畑で、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどが採算度外視 (たぶん?) で栽培管理されています。2016年はカベルネ・フランの比率が少し多くなり、熟したブラックカラントを中心としたボルドーを思わせる香り、よく言われる“王道”の香りです。口に含むと、あらら?以前の繊細でほっそりとし...
2021.08.30 02:36シャトー酒折&凛花 蔵出しメルロー 2012年2012年は天候に恵まれ、ここ20年で1番といっていいほど傑出した良い年という生産者もいます。糖度20度以上の上質な葡萄を古樽&瓶での長期熟成ワインを当店に蔵出ししてもらい、オリジナルワインとして仕立てました。熟成による柔らかな口当たりと、芳醇で複雑な香りをお楽しみいただける極上の1本です!色調は少しオレンジがかったガーネット色。香りはカ...
2021.08.20 02:10白百合醸造 古酒 甲州 1991年勝沼の美しい扇状地の樽貯蔵庫で静かにそして穏やかに30年間熟成したワインです。赤みがかった輝く琥珀色の色彩は古酒の割にとってもクリア。最初はランシオ香(紹興酒の様な熟成香)が強いものの時間経過とともに蜂蜜、干し果実の香りが全体を包み込みます。甘口ワインはとにかく構成が巨大で、その風味は若い内は過度に感じたり重たすぎたりすることがあるのです...
2021.08.13 01:35中央葡萄酒 あけの 2019香りは、まるでボルドー!カシスが中心になる王道の香りです。そこを起点にプラムやハーブ香が生まれていきます。メルローを主体としたワインには若いうちから楽しめるものが多く、この「あけの」もまだ若く硬い印象はあるものの、タンニンのある果実味と、ヴォリューム感に溢れた味わいがを感じます。この「あけの」も熟成を経るとタンニンと色素が落ち着き、こなれ...
2021.08.07 06:44イケダ セレクト 赤カベルネ・ソービニオンとメルローから醸造。カベルネらしい黒スグリ、それを上回る樽由来の香り、最初は控えめですが、次第にはっきりと広がってきます。アタックは柔らかく穏やかな印象。キレイな酸の後から果実味を、追いかけるように柔らかく軽いタンニンが、日本のカベルネを表しているようです。時間をかけると徐々に酸と果実味を伴った旨味が広がり、ゆっくり...
2021.07.30 03:32くらむぼん マスカット・ベーリーA 2019先入観からキャンディ香を探してしまいますが、隠れているようです。プラム、カシスなどの黒系果実の香り。しっかりとした骨格をつくる酸を包み込む凝縮感のある果実味、MBAらしからぬしっかりとしたタンニンが全体をバランスよくまとめ上げている感じです。
2021.07.17 06:16キザンスパークリング トラディショナルブリュット 2019梅雨も明けたことだし、夏だし、オリンピックは中途半端だし、今回はスパークリング!赤みがかった色調に持続性のある泡。カボスの様な柑橘香、青リンゴといった香りに加えて酵母由来のパンの様な香ばしさも感じられます。厚みのある果実味を追いかけるような、上品で膨らみのある酸が全体に重厚感を与えています。中盤からの熟成を感じさせる味わいは、亜硫酸を入れ...
2021.07.11 05:32白百合醸造 ロリアン 勝沼甲州 2019世界最大のワインコンクール【デキャンタ ワールド ワイン アワード 2021】におきまして、白百合醸造「ロリアン 勝沼甲州2019」が国内最高得点・最高賞となるプラチナを受賞致しました!7月8日発表のこちらのワインを早速、試飲してみました。和柑橘の香りに続きグレープフルーツや青リンゴの爽やかな香り。 柔らかくなめらかなアタック その柔らか...
2021.07.03 02:52Ch. L'Orient シャトーロリアン 2016黒スグリ、プラムやチョコレートのような甘みを伴なった香りに少しの熟成香。柔らかなタンニンときれいな酸味に複雑さと奥行きも感じさせます。その奥行きに熟成感が味わいを高めるのに続き、口いっぱいに広がる充実した果実の甘味を感じながらとても長い余韻へと続きます。
2021.06.20 06:54大和葡萄酒 +WA ベリー瑛キャンディ香は控えめ、いつものイチゴやブルーベリーのジャムに加え、僅かに黒い果実の香りを伴って香ります。完熟させたブドウを使用したのか、果実味は甘味と一緒に口いっぱいに広がります。果皮や種からの香味成分をしっかりと感じる濃縮感のある果実味と、ふくらみのあるまろやかさを醸し出しています。酸は滑らかで優しいタンニンとともに後味へと続いて行きま...
2021.06.12 02:42ルミエール イストワール 赤 2015豊かなカシスなど黒い果実やシナモンの様なスパイス、樽由来のヴァニラの香り。以前のヴィンテージに比べるとタンニンが分厚くなり、その厚めのタンニンの中を強めの酸で骨格をしっかり造っている印象です。果実味は強い酸味と共にフレッシュに感じられ、タンニンと酸に誘われて無意識の内によだれが出てきてしまいます。ブラッククイーンの使い方としては個人的には...
2021.06.05 04:31シャトー・メルシャン 笛吹甲州グリ・ド・グリ 2019香りのボリュームは控えめで、いつもの甲州から感じる柑橘香をコンポートにした様な甘美な香りを感じさせます。とてもしっかりとした酸が味わいに骨格を与え、その骨組みを厚みのあるタンニンが肉付けています。さらに2口目になるとそのタンニンを歯茎に感じながら、上質な果実味が味わいに奥行きを与えます。