グレイス甲州 2019年
7月中旬、中央葡萄酒醸造責任者の“三澤彩奈”さんとZOOMを使っての「グレイス甲州」シリーズの新ヴィンテージ試飲を行いました。
最初に試飲したのは、そろそろ終売となる「グレイス甲州2018」。世界最大のワインコンクール“Decanter World Wine Awards”に於いて5年連続金賞を受賞した銘柄です。産地の味わいをワインに表現するため、菱山地区、鳥居平地区、深沢地区などの標高400m以上で育てられた、勝沼町の中でも低収量産地のブドウにこだわっています。甲州を究めたいという気持ちを込めたワインには、「年々品質向上が見られる」と国内外より好評させています。グレープフルーツとその果皮の香りに白桃や洋ナシの香り。はつらつとした酸に豊かな果実味を感じ、約1年間の瓶熟成を経過したことにより 瓶内の少量の酸素がゆるやかにワインに溶け込み、酸味は柔らかくなり一段と膨らみも出てきて、凛とした調和のとれた上品でありながらも複雑さを兼ね備えた味わいに変化しています。今がまさに飲み頃という味わいです。
続いて、そろそろヴィンテージの切り替えが行われる「グレイス甲州2019」。グレープフルーツ、黄リンゴ、洋ナシなどの豊かなフルーツフレーバー。厚みのある果実味の中に凛とした酸が味わいの骨格を形成しています。2019年産の甲州は、総じて酸のレベルが高く、出来上がったワインは引き締まったテンションが感じられる仕上がりとなっています。空の青さが濃さを増してくるこれからの季節にお勧めの日本ワインです
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