十勝ワイン 山幸 2017年
山中湖村にある花の都公園で「山幸」というブドウを育てて、ワインを造ったらどうか?という話を聞きましたので。早速、北海道・池田町のワインを取り寄せて試飲。
まずはこの「山幸(Yamasachi)」について調べると・・・池田町・十勝ワインの独自品種「山葡萄」と「清見」の交配品種として、「清舞」と「山幸」が新品種として1978年に開発。2020年には国際ブドウ・ワイン機構(OIV)のリストに品種登録、山幸は日本のワイン用ブドウ品種として「甲州」、「マスカット・ベリーA」に続き、3番目の登録品種となりました。
で、味わいは、現在花の都公園で育てている「清舞」に比べると、ぐっと濃い色調。「清舞」を以前飲んだ時に感じた胃の内壁がやられてしまうような強い酸は、だいぶ抑えられれてるものの、やはり強めの酸がファーストインプレッションとして感じます。ただヤマブドウを感じさせないキレイで張りのある酸なので、ワインとしてはまぁ有かなといった印象。タンニンは軽く、果実味も少なめで薄っぺらな味わいは、冷涼な土地をイメージさせます。
池田町が「十勝ワイン」の独自性を主張するための独自品種としてこのブドウを育てることはとても良い取り組みだと思いますが、「ワイン県」山梨でこれを育てるのに、「やる気スイッチ」が入るのか疑問です。
酸の強い北の大地のワインを、酸がしっかりとしたトマトソースをかけた豚肉のソテーといただきました。
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